住まいのリノベ:マンション〜福岡市中央区

玄関土間&ぶちぬきスーパーリビング

福岡県福岡市中央区のとある住宅街の結構築年数が経過した分譲マンションのリノベーションです。バルコニーに接する面がワイドスパンの自然光溢れるマンションです。この採光面を最大限に活かす様なプランにしましょうとご提案しました。そのためリビングルームは壁をすべてぶちぬきましてスーパーワイドな広々リビングにしています。自然光の明るさを部屋の奥まで採り入れる様に明るめのフローリングにして壁クロスもシンプルに白で統一しました。ただ、高級感に欠けてしまいますので、バルコニー面の壁だけは白いレンガタイルをランダムに張り巡らせてお部屋の印象を変えてみました。これがドンピシャ素敵に仕上がりましたので提案したプランナースタッフは喜んでいました。
天井の照明にも工夫をして、移動式の間接照明で角度が自由に設定できるので、春夏秋冬違った照明の演出ができる様に配慮しました。

 

玄関ホールは土間仕上げ&レトロモダンな演出

玄関扉を開けるとそこは広々としたモルタル仕上げの土間が広がります。玄関入っすぐ左手方向にウォークインクロークがあります。お客様から見えにくいのでいろんなものが格納できます。そして、注目して欲しいのが壁付き灯です。昭和な街頭の電柱にあったような裸電球と言っては失礼ですが、傘が付いた照明です。これが見事に馴染んでいます。部屋のドアの建具も大正レトロっぽさを感じさせるドアにしています。スタンダードな床タイルや大理石などは一切使わずに調和の取れたエントランスにしています。きっと初めてこのお宅の玄関ドアを開けた方はマンション1階のエントランスや外観とは全く別次元であることに驚くことでしょう。

水周りも白いレトロタイルで統一感

キッチンの壁と洗面室と浴室のリノベーション はリビングルームの白いレンガタイルと一体感を持たせる為に、白い磁気質タイルで演出しました。あえて黒い目地にする事でタイル感を強調していますが、これはカビを目立ちにくくする意図もあります。今時の分譲マンションはパネル仕上げがほとんどで手入れのしやすさが強調されていますが、デザイン的には「?」というマンションが多くなっています。リノベーションの楽しさはこう言ったここにお住まいの方のライフスタイルや趣味嗜好に合わせて仕上げることができるのでまさに「唯一無二のリノベーション」と言えるのです。

こだわりポイント

レトロモダン
リビングルームのセンタードアや居室のドアには9枚のガラスを格子状に配置したドアを採用しました。
無垢板フローリング
ナチュラル感溢れる無垢板のフローリングは絶対的な空間演出です。これに勝るものはありません。